
犬の皮膚健康診断士|犬の皮膚・被毛・かゆみ・脱毛・スキンケアを自宅で学べる資格
2026年09月10日 22:08
犬の皮膚健康診断士とは?
愛犬の身体を撫でているとき、「少し皮膚が赤い」「いつもより身体を掻いている」「毛が薄くなっている」「フケが増えた気がする」と感じたことはありませんか。
犬の皮膚は、身体の表面を覆って外部環境との境界をつくる重要な器官です。
皮膚や被毛の状態には、寄生虫、感染症、アレルギー、ホルモン・代謝に関連する疾患など、さまざまな問題が影響することがあります。
一方で、「かゆいからアレルギー」「毛が抜けたから皮膚病」など、見た目だけで原因を判断することはできません。
実際、犬のかゆみで代表的な原因には寄生虫、感染症、アレルギーなどがあり、かゆみそのものは病名ではなく「症状」です。脱毛についても同様で、さまざまな原因によって起こります。
犬の皮膚健康診断士は、犬の皮膚と被毛について基礎から学び、健康な状態と異常のサイン、日常的な観察方法、スキンケア、生活環境などについて体系的に学ぶ資格講座です。
この資格の目的は、飼い主自身が皮膚病を診断することではありません。
「いつもの皮膚」を知り、小さな変化に気づき、家庭でできる適切なケアを考え、必要なときには早めに動物病院へつなげられる知識を身につけること。
それが犬の皮膚健康診断士で大切にする考え方です。
犬の皮膚は身体を守る大切な器官
犬の皮膚を「毛の下にあるもの」とだけ考えてはいけません。
皮膚は身体の表面を覆い、外部環境との境界となる重要な器官です。
さらに犬の場合は、その表面を被毛が覆っています。
そのため皮膚の健康を考えるときには、皮膚だけではなく、被毛、毛包、皮脂、皮膚表面の微生物などを含めた全体の状態を見る必要があります。
毎日愛犬に触れる飼い主だからこそ、普段の皮膚や被毛の状態を知っておくことには大きな意味があります。
「昨日までなかった赤みがある」
「以前より毛が薄くなった」
「最近、同じ場所ばかり舐めている」
こうした小さな変化が、皮膚の健康状態を見直すきっかけになります。
犬の皮膚は「見る」だけではなく「触って」確認する

犬は全身を被毛で覆われているため、人間のように皮膚表面を簡単に確認できない場合があります。
そのため日常の皮膚チェックでは、見る・触る・においを確認する・行動を観察するという複数の視点が重要です。
毛をかき分けながら皮膚の色を確認する。
身体を撫でながら、しこりやかさぶた、湿っている部分がないか確認する。
被毛のべたつきやフケを観察する。
そして、身体を掻く、舐める、噛む、擦りつけるといった行動が増えていないかを確認します。
獣医療でも皮膚疾患を評価するときには、病変の分布、被毛の状態、二次感染や外部寄生虫の有無などを体系的に確認します。
家庭で診断を行う必要はありませんが、「どこに・どのような変化があるのか」を観察できることは、動物病院へ相談するときにも役立ちます。
「かゆみ」は犬の皮膚からの重要なサイン
犬の皮膚トラブルで特に気づきやすい変化が**かゆみ(そう痒)**です。
犬はかゆみを感じると、後ろ足で身体を掻くだけではありません。
皮膚を舐める、噛む、足先を繰り返し舐める、顔を床や家具へ擦りつけるといった行動として現れることもあります。
Merck Veterinary Manualでは、犬のかゆみの代表的な原因として寄生虫、感染症、アレルギーなどを挙げています。また、最初はかゆみを伴わない皮膚疾患でも、二次的な細菌・酵母感染によってかゆみが生じる場合があります。
つまり、
「犬が掻いている=アレルギー」とは限りません。
かゆみは病名ではなく、身体から発せられているサインの一つとして捉えることが重要です。
犬が同じ場所を舐め続けていない?

「掻いていないから、かゆくない」とは限りません。
犬の場合、気になる部分を繰り返し舐めたり、前歯で細かく噛むような動作をしたりすることがあります。
特に足先を長時間舐めている場合、
「癖だから」
と決めつけず、皮膚に赤み、腫れ、湿り、脱毛などがないか確認してみることが大切です。
また、皮膚だけではなく、痛みなど別の問題から同じ場所を舐めることもあるため、長期間続く場合や皮膚に変化が生じている場合には動物病院へ相談します。
赤みは皮膚の炎症に気づくポイント
健康な状態と比較して皮膚が赤く見える場合、炎症が生じている可能性があります。
しかし、赤みだけで原因を特定することはできません。
アレルギー、感染、寄生虫、刺激など、さまざまな原因によって皮膚に炎症が起こる可能性があります。
大切なのは、
「赤い=○○病」と判断するのではなく、赤みがどこにあり、どの程度で、いつから続いているのかを見ることです。
昨日より広がっている、強いかゆみを伴っている、ジュクジュクしているなどの変化も一緒に確認します。
犬の脱毛にはさまざまな原因がある
犬の皮膚健康を考えるうえで、被毛の変化も重要です。
脱毛は部分的に生じることもあれば、広い範囲に現れることもあります。
Merck Veterinary Manualでは、脱毛には先天性・後天性を含め多くの原因があり、脱毛そのものは一つの疾患ではなくサインであると説明しています。かゆみを伴っている場合には、まずそのかゆみの原因を調べることが重要です。
例えば犬自身が繰り返し掻いたり舐めたりすることで毛が切れ、結果として脱毛しているように見える場合もあります。
一方で、強いかゆみを伴わない脱毛では、別の原因を考える必要があります。
「毛が抜けた」という結果だけではなく、「なぜ毛がなくなったのか」を考える視点が重要です。
フケが増えたときに確認したいこと
犬にもフケがみられることがあります。
少量のフケが一時的にみられたからといって、必ず病気というわけではありません。
しかし、以前と比較して急に増えた場合や、かゆみ、赤み、脱毛、べたつき、かさぶた、においなどを伴っている場合には、皮膚の状態を詳しく確認する必要があります。
フケだけを取り除くことを目的にするのではなく、その背景に皮膚疾患がないかを考えることが大切です。
皮膚の「におい」も変化の一つ

愛犬の皮膚や被毛のにおいは、毎日一緒に生活している飼い主だからこそ気づきやすい変化です。
以前より皮膚のにおいが強くなった。
シャンプーをしてもすぐに独特のにおいがする。
耳のにおいも強くなっている。
こうした場合には、単純に「犬だから臭う」と考えず、皮膚の赤み、べたつき、かゆみなどがないか確認します。
細菌や酵母などが関係する皮膚トラブルでは、皮膚の状態が変化する場合があります。
においを香料などで隠すのではなく、いつもと違うにおいを皮膚チェックの情報として捉えることが大切です。
犬の膿皮症とは?
犬の代表的な皮膚トラブルの一つに膿皮症があります。
膿皮症とは皮膚に膿を伴う状態を指し、犬では細菌感染によるものが多くみられます。
特に重要なのは、膿皮症が単独で起きているとは限らないことです。
Merck Veterinary Manualでは、多くの犬の膿皮症は表在性で、アレルギーや寄生虫など別の問題に続発して起こることがあると説明されています。
そのため、繰り返す皮膚感染では、
「感染したから治療して終わり」
ではなく、背景に別の皮膚疾患がないかを確認することが重要になります。
犬の皮膚と酵母の関係
犬の皮膚では**Malassezia(マラセチア)**などの酵母が問題になることがあります。
重要なのは、微生物の存在そのものだけを見るのではなく、増殖して皮膚炎に関与しているのかを評価することです。
アレルギー性皮膚疾患などを背景として二次的な感染が加わると、かゆみや炎症がさらに強くなる場合があります。
AAHAも、かゆみのある犬の評価では皮膚細胞診などを含む基本的な皮膚科検査を行い、二次感染を確認することを推奨しています。
ノミ・ダニなどの外部寄生虫にも注意

犬の皮膚トラブルを考えるとき、外部寄生虫は重要な原因の一つです。
ノミやダニ類などが皮膚症状に関係することがあります。
そのため獣医療では、かゆみのある犬を診察する際、ノミ取り櫛による確認や皮膚掻爬検査などが基本的な皮膚科検査に含まれています。
見た目だけで、
「虫はいない」
と判断しないことも大切です。
犬にも「皮膚糸状菌症」がある
犬の皮膚には、細菌だけではなく真菌による感染症が起こることもあります。
代表的なものが**皮膚糸状菌症(いわゆるリングワーム)**です。
犬猫の皮膚糸状菌症では、脱毛、鱗屑、痂皮、赤み、丘疹、色素沈着などがみられることがあり、かゆみの程度には個体差があります。
見た目だけで他の皮膚疾患と区別することは難しく、毛や鱗屑の検査、培養などによって診断します。
また、皮膚糸状菌症は人にも関係する人獣共通感染症であるため、疑われる場合には自己判断でケアせず、動物病院で確認することが重要です。
犬のアレルギーと皮膚
犬の皮膚疾患を学ぶうえで、アレルギー性皮膚疾患についての基礎知識も欠かせません。
犬では、ノミアレルギー、食物アレルギー、犬アトピー性皮膚炎などが皮膚のかゆみに関係します。
ただし、症状だけでアレルギーの種類を判断することはできません。
AAHAでは、アレルギー性皮膚疾患が疑われる犬について、詳細な病歴、身体検査、皮膚細胞診、ノミの確認、皮膚掻爬、必要に応じた耳の細胞診などを行いながら体系的に評価することを推奨しています。
本講座ではアレルギーについても学びますが、食物アレルギーだけに限定せず、犬の皮膚健康を考える一つの要因として理解することを重視します。
「アレルギー検査だけ」で皮膚トラブルの原因が分かるわけではない
皮膚トラブルについて検索すると、「アレルギー検査をすれば原因が分かる」と考えてしまうことがあります。
しかし、犬アトピー性皮膚炎は、血清検査や皮内反応試験だけで診断する疾患ではありません。
AAHAはアトピーを除外診断によって考える疾患とし、アレルゲンを特定する検査はアトピーそのものを診断する目的ではなく、主として免疫療法を計画する際に利用するとしています。
検査の名前を知るだけではなく、
「その検査で何が分かるのか」
を理解することが重要です。
耳も皮膚健康チェックの大切な場所
犬の皮膚を確認するとき、身体だけではなく耳も忘れてはいけません。
耳を頻繁に掻く、頭を振る、赤みがある、耳垢が増えた、においが変わったといった変化は、耳のトラブルに気づくサインになります。
アレルギー性皮膚疾患を持つ犬では外耳炎が問題になることもあります。
AAHAでも、耳の病変がある犬については耳の細胞診を基本的な皮膚科評価に含めています。
「耳」と「皮膚」を完全に別々の問題として考えないことも、犬の皮膚健康を理解するうえで大切です。
足先・指の間もチェックする

犬の皮膚チェックで見落としやすい場所の一つが足先です。
被毛に隠れた指の間や肉球周辺にも皮膚があります。
AAHAの犬の皮膚科診断アルゴリズムでも、炎症が目立ちにくい場所として足、爪、皮膚のしわ、腋窩、鼠径部、肛門周囲などを確認する重要性が示されています。
毎日散歩から帰ったときに足を確認する習慣をつけると、小さな変化にも気づきやすくなります。
シャンプーは「たくさん洗えば良い」わけではない
皮膚を清潔に保つことは大切ですが、
「皮膚が悪いから、とにかく頻繁にシャンプーする」
という考え方が必ず正しいわけではありません。
皮膚疾患の種類や皮膚の状態によって、使用する製品や洗浄頻度は異なります。
アレルギー性皮膚疾患では、治療の一部として外用療法や入浴が利用される場合がありますが、治療は一律ではありません。AAHAもアレルギー性皮膚疾患の管理には個体に合わせた複数の方法を組み合わせることを重視しています。
治療目的のシャンプーについては、獣医師の指示に従って使用することが大切です。
シャンプー後の「乾燥」までがスキンケア

家庭で犬をシャンプーするときは、洗う工程だけでなく、すすぎや乾燥にも注意します。
洗浄剤が皮膚や被毛に残らないよう十分にすすぎ、皮膚を強くこすらずに水分を取り除きます。
特に皮膚のしわ、指の間、脇などは湿気が残りやすい場所です。
犬の皮膚は「洗えば終わり」ではありません。
洗う・すすぐ・乾かすまでを一つのスキンケアとして考えることが大切です。
ブラッシングは皮膚を見るチャンス
ブラッシングは被毛を整えるだけではなく、愛犬の皮膚を観察する良い機会になります。
毛をかき分けることで、
赤み、フケ、脱毛、かさぶた、できもの、ノミやその痕跡など
普段は被毛に隠れている変化に気づく可能性があります。
ブラッシングの目的を「毛をきれいにすること」だけにせず、愛犬の身体に触れる健康チェックの時間として活用することができます。
食事と皮膚健康をどう考える?

皮膚や被毛を健康に保つためには、適切な栄養を摂取することも重要です。
しかし、
「皮膚が悪いからこの食材を与えれば治る」
「毛艶が悪いからサプリメントを増やせばいい」
と単純に考えることはできません。
皮膚トラブルには感染、寄生虫、アレルギーなどさまざまな原因があります。
特に食物アレルギーが疑われる場合、自己判断で次々と食材を排除していくのではなく、獣医師による適切な評価が必要です。
本講座では、皮膚と栄養の関係を学びながら、食事ですべての皮膚問題を解決しようとしないことも重要な知識として扱います。
季節による皮膚の変化を観察する
犬の皮膚状態は一年中まったく同じとは限りません。
季節によって温度や湿度が変化し、散歩で接触する植物や環境も変化します。
アレルギー性皮膚疾患では症状に季節性がみられる場合もあります。
AAHAも、かゆみのある犬の診療では症状の季節性を詳しい病歴として確認することを重要視しています。
「毎年春になると足を舐める」
「夏だけ皮膚が悪化する」
「今年から一年中掻いている」
といった情報を記録しておくことは、動物病院で原因を考える際にも役立ちます。
写真で残す「皮膚健康記録」
犬の皮膚健康管理でおすすめしたいのが、写真による記録です。
赤みや脱毛などを見つけたとき、スマートフォンで撮影しておくと、その後の変化を比較できます。
撮影日と一緒に、
「かゆみが強かった」「シャンプーをした」「フードを変更した」「薬を開始した」
などを簡単に記録しておくと、経過を整理しやすくなります。
診察時にも、「前より悪くなった気がする」という感覚だけではなく、写真と経過を獣医師に伝えることができます。
日常の「皮膚健康診断」を習慣にする

家庭で行う皮膚健康チェックは、難しい検査ではありません。
愛犬を撫でたり、ブラッシングしたり、散歩後に身体を確認したりする時間を利用できます。
頭から首、耳、背中、脇、お腹、足先、指の間、内股、尾の付け根などを定期的に確認し、
赤み・かゆみ・脱毛・フケ・かさぶた・湿り・べたつき・におい・しこりなど、「いつもと違う変化」がないかを見る習慣をつけます。
獣医療における皮膚科診察でも、症状の分布や見落としやすい部位を含めた全身的な確認が重要とされています。
こんな皮膚の変化は動物病院へ
軽い変化だからと長期間様子を見るのではなく、症状によっては早めに動物病院へ相談することが大切です。
強いかゆみで眠れない、皮膚を掻き壊して出血している、急速に赤みや脱毛が広がっている、膿や強いにおいがある、顔が腫れている、全身状態にも変化があるといった場合には、家庭でのスキンケアだけで対応しようとしないようにします。
また、軽い症状に見えても、何度も同じ皮膚トラブルを繰り返している場合には、背景にある原因を確認することが重要です。
「皮膚が弱い犬」で終わらせない

皮膚トラブルを繰り返す犬について、
「この子はもともと皮膚が弱いから」
と考えてしまうことがあります。
しかし、繰り返す皮膚感染などでは、その背景にアレルギーや寄生虫など別の問題が存在する場合があります。
症状を繰り返す場合には、その都度表面的な症状だけを見るのではなく、
「なぜ繰り返しているのか」
という視点を持つことが重要です。
犬の皮膚健康診断士講座で学ぶこと
本講座では、犬の皮膚と被毛の基本構造から、健康な皮膚の観察方法、かゆみ、赤み、脱毛、フケ、べたつき、におい、かさぶたなど、家庭で気づきやすい皮膚の変化について学びます。
さらに、細菌性皮膚感染、酵母、ノミ・ダニなどの外部寄生虫、皮膚糸状菌症、アレルギー性皮膚疾患、外耳炎との関係、足先の皮膚、シャンプー、ブラッシング、食事、季節、生活環境、皮膚健康記録などについても理解を深めます。
そして、
「症状から病名を当てること」ではなく、「異常に気づくための観察力を身につけること」
を大切にします。
犬の皮膚健康診断士はこんな方におすすめ
愛犬の皮膚や被毛の健康管理について詳しく学びたい方、愛犬が身体を掻いたり足先を舐めたりすることが多く皮膚について勉強したい方、シャンプーやブラッシングなど日常のスキンケアを正しく理解したい方におすすめです。
また、トリマー、ペットシッター、ペットホテル、ペット用品販売、動物保護など、日常的に犬の身体へ触れる機会のある方にも役立つ知識です。
自宅で犬の皮膚健康について学べる資格

EduTailの犬の皮膚健康診断士は、犬の皮膚と被毛について自宅で体系的に学べる資格講座です。
皮膚の異常は、必ずしも大きな症状から始まるとは限りません。
「最近よく足を舐めている」
「少しフケが増えた」
「耳を掻く回数が増えた」
「毛をかき分けたら皮膚が赤かった」
そんな小さな変化に最初に気づけるのは、毎日一緒に暮らしている家族かもしれません。
犬の皮膚健康診断士で目指すのは、獣医師の代わりになることではありません。
愛犬の「いつも」を知り、「いつもと違う」に気づける飼い主になること。
そして必要なときには獣医療へつなぎ、日々のスキンケアや健康管理に知識を活かすこと。
それがこの資格で身につけてほしい「皮膚を見る力」です。
よくある質問 Q&A
Q. 犬が身体を掻いていたら皮膚病ですか?
必ずしもそうとは限りません。しかし、かゆみが頻繁に続く場合には注意が必要です。犬のかゆみには寄生虫、感染症、アレルギーなどさまざまな原因があります。かゆみは病名ではなく症状なので、続く場合には原因を確認することが重要です。
Q. 犬の皮膚はどこをチェックすればよいですか?
全身を見ることが基本です。特に耳、足先、指の間、脇、鼠径部、皮膚のしわ、尾の付け根などは確認しておきたい場所です。AAHAでも皮膚科診察では足、爪、皮膚のしわ、腋窩、鼠径部、肛門周囲など、炎症が目立ちにくい場所まで確認することを推奨しています。
Q. 犬の脱毛はすべて皮膚病が原因ですか?
脱毛には多くの原因があります。犬自身が掻いたり舐めたりして毛が切れている場合もあれば、毛包や全身性疾患など別の問題が関係する場合もあります。脱毛だけから原因を判断することはできません。
Q. フケがある犬はシャンプーを増やした方がいいですか?
一概には言えません。フケが生じている原因や皮膚の状態によって必要なケアが異なります。赤み、かゆみ、脱毛、べたつきなど他の症状を伴う場合には、自己判断で洗浄回数を増やす前に動物病院へ相談する方が適切です。
Q. 皮膚が臭うのは犬だから普通ですか?
犬には犬特有のにおいがありますが、以前より急に強くなった場合や、赤み、かゆみ、べたつきなどを伴う場合には皮膚状態の変化として確認する価値があります。
Q. 犬の皮膚トラブルはアレルギーが一番多いのですか?
かゆみの代表的な原因にはアレルギーだけでなく、寄生虫や感染症などがあります。症状だけで原因を決めることはできません。
Q. アレルギー検査を受ければ皮膚病の原因が分かりますか?
すべてが分かるわけではありません。特に犬アトピー性皮膚炎はアレルゲン検査だけで診断するものではなく、他の原因を除外しながら診断します。
Q. 皮膚糸状菌症は人にうつることがありますか?
はい。皮膚糸状菌症は人獣共通感染症として重要です。疑わしい皮膚病変がある場合には自己判断せず、動物病院で診断を受けることが大切です。
Q. 毎日皮膚チェックをした方がいいですか?
毎日すべての皮膚を細かく確認する必要はありません。撫でる、ブラッシングする、散歩後に足を見るなど、普段のお世話の中で自然に確認する方法がおすすめです。定期的に全身を確認すると「いつもと違う」に気づきやすくなります。
Q. この資格を取得すると犬の皮膚病を診断できますか?
いいえ。犬の皮膚健康診断士は、犬の皮膚・被毛の健康や家庭での観察・ケアについて学ぶ民間資格です。病気の診断や治療は獣医師が行います。「診断士」という資格名の診断は、家庭での皮膚健康チェックを学ぶという意味であり、獣医学的診断を行う資格ではありません。


